商品名
とんそく
購入先
近所のスーパーにて
備 考
特に無し
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小学校の頃初めて連れていかれた居酒屋で食べたのがこの豚足である。
居酒屋と言うものが何かと言うものを良く理解していない年頃だ。テレビドラマなどで酔っ払いのオッさんが産まれてくる大人の空間という程度の認識だ。ちょっと垣間見る大人の世界にわくわくしたものだ。
ちょっと狭いが活気があって、なかなか味わい深い居酒屋だったと記憶する。
その当時に豚足を店のメニューに置いてあるような居酒屋であるからして、なかなか粋なお店だったに違いない。
何の予備知識もなく頼んでみたのだが、目の前に豚足が置かれた時にはぎょっとしたものだ。
スペアリブなどの様な物をイメージしていたので、見た目にあまり加工された形跡のないこの姿には驚きを隠せなかった。
どこを食べていいものか、どこから食べていいものか分からず、出てきた酢味噌をちょいちょいと付けておもむろにかじり付いた。
酢味噌味のなんだか良く分からないグニグニしたものであった。
小学生当時の舌だ。旨いと感じれるはずもなく、大人の味とはこういうものかと子供ながらに理解したものだ。
さてその小学生だった舌が大人と呼ばれる年齢になった今、豚足と言うものはどの様に感じられるようになったであろうか。
それがうまいと思えても、成長と呼べるかはイマイチ疑問であるが。
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